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情報公開が求められる指定成分
 化粧品の指定成分とは、配合することによって効果が期待され、一般に安全とされているが、まれにトラブルを起こすことがあるという成分のことで、2001年3月までにこれらの成分を配合した製品を製造する際は製品に表示しなければならなかったが、同年4月からの全成分表示の実施に合わせて指定成分は表示しなくてよくなった。もっとも指定成分以外の成分がすべての使用者にトラブルを引き起こさないというわけではない。使用する人の体調や環境などが違うからでもある。全成分表示は使用者の自己責任を促し、製造者には情報公開を求めるもの。
化粧品の指定成分表  
名      称
主な配合目的
1
安息香酸及びその塩類 ・防腐作用
2
イクタモール ・静菌作用 ・収斂(れん)作用
3
イソプロピルメチルフェノール ・殺菌作用 ・抗菌作用 ・抗黴(ばい)作用
4
ウンデシレン酸及びその塩類 ・真菌類(カビの一種)の発育阻止作用
5
ウンデシレン酸モノタノールアミド ・殺菌作用 ・防腐作用
6
エデト酸及びその塩類 ・キレート(有害ミネラル等の除去)作用 ・酸化、変色防止作用
7
塩化アルキルトリメチルアンモニウム ・毛髪柔軟作用 ・帯電防止作用 ・乳化作用
8
塩化ジステアリルジメチルベンジルアンモニウム ・帯電防止作用
9
塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム ・帯電防止作用 ・柔軟作用
10
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム ・帯電防止作用
11
塩化セチルトリメチルアンモニウム ・毛髪帯電防止作用 ・柔軟作用
12
塩化セチルビリジニウム ・殺菌作用 ・防臭作用
13
塩化ベンザルコニウム ・帯電防止作用 ・毛髪柔軟作用 ・洗浄作用 ・殺菌作用
14
塩化ベンゼトニウム ・殺菌作用 ・防臭作用
15
塩化ラウリルトリメチルアンモニウム ・洗浄作用 ・乳化作用 ・帯電防止作用
16
塩化リゾチーム ・抗ウイルス作用 ・抗炎症作用 ・止血作用
17
塩酸アルキルジアミノエチルグリシン ・殺菌作用 ・脱臭作用
18
塩酸クロルヘキシジン ・抗菌作用
19
塩酸ジフェンヒドラミン ・抗ヒスタミン作用(毛細血管拡張防止)
20
オキシベンゾン ・中波長紫外線吸収作用
21
オルトフェニルフェノール ・防腐作用
22
カテコール ・染毛作用
23
カンタリスチンキ ・毛根刺激作用 ・頭皮刺激作用 ・止痒作用
24
グアイアズレン ・消炎作用
25
グアイアズレンスルホン酸ナトリウム ・抗炎症作用
26
グルコン酸クロルヘキシジン ・殺菌作用
27
クレゾール ・殺菌作用 ・防腐作用
28
クロランミンT ・殺菌作用
29
クロルキシレノール ・殺菌作用 ・防腐作用
30
クロルクレゾール ・殺菌作用 ・防腐作用
31
クロルフェネシン ・殺菌作用 ・防腐作用
32
クロロブタノール(略称・クロブタ) ・防腐作用 ・局所麻酔作用
33
5-クロロ-2-メチル-4-イソチアリゾン-3-オン ・防腐作用
34
酢酸-dl-α-トコフェロール ・血行促進
35
酢酸ポリオキシエチレンラノリンアルコール ・乳化作用
36
酢酸ラノリン ・柔軟作用
37
酢酸ラノリンアルコール ・柔軟作用
38
サルチル酸及びその塩類 ・防腐作用 ・塩類は紫外線吸収作用
39
サルチル酸フェニル ・紫外線吸収作用
40
ジイソプロパノールアミン ・中和作用
41
ジエタノールアミン ・中和作用
42
シノキサート ・中波長紫外線吸収作用
43
ジブチルヒドロキシトルエン ・酸化防止作用
44
1,3-ジメチロール5,5-ジメチルヒダントイン ・殺菌作用
45
臭化アルキルイソキノリウム ・殺菌作用 ・抗菌作用 ・抗黴(ばい)作用
46
臭化セチルトリメチルアンモニウム ・帯電防止作用 ・柔軟作用 ・殺菌作用
47
臭化ドミフェン ・殺菌作用
48
ショウキョウ(生姜)チンキ ・毛根、頭皮刺激作用 ・止痒作用
49
ステアリルアルコール ・保護作用 ・クリーム、乳液類のノビ、硬さ調節
50
セタノール ・乳化安定作用 ・保護作用
51
セチル硫酸ナトリウム ・乳化安定作用 ・洗浄作用 ・起泡作用
52
セトステアリルアルコール ・保護作用 ・滑沢作用
53
セラック ・被覆作用 ・固化作用
54
ソルビン酸及びその塩類 ・防腐作用 ・防黴(ばい)作用
55
チモール ・殺菌作用
56
直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム ・洗浄作用
57
チラム ・殺菌作用
58
デヒドロ酢酸及びその塩類 ・防腐作用 ・防黴(ばい)作用
59
天然ゴムラテックス ・接着作用 ・被覆作用 ・ゴム製品原料
60
トウガラシチンキ ・毛根、頭皮刺激作用 ・止痒作用
61
dl-α-トコフェロール(ビタミンE) ・血行促進作用 ・酸化防止作用
62
トラガント ・増粘作用 ・固着作用 ・乳化安定作用
63
トリイソプロパノールアミン ・中和作用
64
トリエタノールアミン(略称・トリエタ) ・中和作用
65
トリクロサン ・殺菌作用
66
トリクロロカルバニド ・防腐作用 ・殺菌作用
67
ニコチン酸ベンジル ・毛根、頭皮刺激作用 ・止痒作用
68
ノニル酸バニリルアミド ・血行促進作用
69
パラアミノ安息香酸エステル ・紫外線吸収作用
70
パラオキシ安息香酸エステル ・抗菌作用 ・防腐作用
71
パラクロルフェノール ・抗菌作用
72
パラフェノールスルホン酸亜鉛 ・収斂(れん)作用 ・防腐作用
73
ハロカルバン ・殺菌作用
74
2-(2-ヒドロキシ-5メチルフェニル)ベンゾトリアゾール ・紫外線(中波長、長波長)吸収作用
75
ピロガロール ・染毛作用
76
フェノール ・殺菌作用
77
ブチルヒドロキシアニソール ・酸化防止作用
78
プロプレングリコール ・保湿作用 ・柔軟作用
79
ヘキサクロロフェン ・殺菌作用
80
ベンジルアルコール ・染毛剤浸透促進作用
81
没食子酸プロピル ・酸化防止作用
82
ポリエチレングリコール(平均分子量600以下のもの) ・ベース基剤
83
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩類 ・洗浄作用 ・起泡作用
84
ポリオキシエチレンラノリン ・乳化作用 ・柔軟作用
85
ポリオキシエチレンラノリンアルコール ・乳化作用 ・保護作用
86
ホルモン ・別記
87
ミリスチン酸イソプロピル ・ベース基剤
88
2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン ・防腐作用
89
N,N"-メチレンビス〔N’(3-ヒドロキシメチル-2,5-ジオキソ-4-イミダゾリジニル)ウレア〕 ・防腐作用
90
ラウリル硫酸塩類 ・洗浄作用
91
ラウロイルサルコシンナトリウム ・洗浄作用 ・乳化作用 ・殺菌作用
92
ラノリン ・ベース基剤 ・湿潤作用
93
液状ラノリン ・保護作用 ・柔軟作用 ・保水作用
94
還元ラノリン ・乳化補助作用 ・保水作用
95
硬質ラノリン ・ベース起剤 ・保水作用
96
ラノリンアルコール ・保水作用 ・保護作用 ・乳化補助作用
97
水素添加ラノリンアルコール ・ベース基剤 ・保護作用 ・保水作用
98
ラノリン脂肪酸イソプロピル ・乳化安定作用 ・保護作用 ・保水作用
99
ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール ・乳化保護作用 ・帯電防止作用
100
レゾルシン ・殺菌作用
101
ロジン ・ベース基剤 ・付着作用
102
タール色素(省令で定められたもの) ・着色作用
[別記]ヘストラジオール、エチニルエストラジオール、エストロン、ジエチルスチルベンストロール(合成)、ヘキセストロール(同)などは女性ホルモン的作用をもっており、血行促進作用、皮脂分泌抑制作用がある。また、酢酸コルチゾン、ヒドロコルチゾン、プレドニゾロン、プレドニゾンなどは副腎質ホルモンの仲間で抗炎症作用がある。ただし、ホルモン類は皮膚からの浸透吸収が良いため、配合量を多くすると体内に入っていったホルモンが前身症状として副作用を起こすことがあるため、これらのホルモン類はすべて配合量の限界条件がついています。


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