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データ
化粧品9月-4.4%
1-9月は+0.4
洗浄剤9月-15%
1-9月は-5.7%

  日用品雑貨 [10:28] Toiletries >>
カメヤマが天然ガスからローソク

 カメヤマはこれまでの原油を原料にしていたものから、世界で初めて天然ガス(LNG)から作った神仏用ローソク「灯しび」を11月1日から発売する。原油に比べ価格が安定していることから、これまでのローソクに比べ低価格を実現した。

LNGから作ったカメヤマの新しいローソク 天然ガスは原油に比べ埋蔵量が豊富で、半永久的に枯渇しない燃料といわれているうえ、石炭に比べ硫黄酸化物が出ないほか窒素酸化物、二酸化炭素の排出量がそれぞれ40%、60%と少ないことから環境にやさしい燃料として注目されている。

 製造方法は、天然ガスの主成分であるメタンを一度、水素と一酸化炭素の合成ガスに転換して、それをフィッシャー・トロプシュやメタノール合成を経て天然ガスワックスを作る。このワックスでローソクを作る。無職・無臭で、製造工程でも硫黄、窒素、芳香族などの不純物を含まない。

 発売するのは灯しび5(320円)、12(410円)、15(同)、19(90g200円、225g410円)、60(350円)、100(同)、240(同)、300(同)の9品。売れ筋になりそうなのは19(225g)で、原油原料の同等品に比べ50円安くしている。ちなみに消費名の後の数字は燃焼時間の目安。(10/28)
  日用品雑貨 [10:22] Toiletries >>
花王9月中間連結は増収も減益

 花王が10月22日に発表した9月中間期の連結業績は、売上高が前の年の同じ期を2.8%上回って4470億円、営業利益はマーケティング費用が増えたことから1.8%減少して606億円となった。この結果、経常利益も1.1%減の620億円、純利益は4.0%減の319億円だった。

 事業別では家庭用製品が2.3%増の3322億円、化粧品(ソフィーナ)が0.6%増の383億円、工業用製品が4.8%増の899億円だった。所在地別では国内が0.7%増の3317億円、アジアが1.9%増の520億円、米国が3.1%増の403億円、欧州が28.4%増の414億円。国内のうちパーソナルケアは0.3%増の847億円、ハウスホールドが3.5%減の1224億円、サニタリーほかは5月下旬に発売したヘルシア緑茶の売り上げが貢献して11.8%増の468億円だった。

 単体の業績は売上高3280億円(前年同期比1.8%減)、営業利益503億円(同0.5%減)、経常利益540億円(同3.1%増)、純利益314億円(同1.8%増)だった。

 通期では売上高9000億円(単体6600億円)、経常利益1200億円(1040億円)、純利益840億円(600億円)を見込んでいる。(10/22)
花王9月中間業績
事業別
連 結
単 体
金額
(億円)
前年同
期比(%)
金額
(億円)
前年
同期比(%)
売上高
4,470
102.8
3280
98.2
家庭用品
3,322
102.3
-
-
化粧品
383
100.6
-
-
工業用製品
899
104.5
-
-
営業利益
606
98.4
503
99.5
経常利益
620
98.9
540
103.1
純利益
319
96
312
107.8

  日用品雑貨 [10:18] Toiletries >>
チリダニはジャスミンに弱い−花王が確認

 花王は居住空間に発生するチリダニがフケや垢に含まれる皮脂が酸化してできるナノールという物質に強く誘引されることを突き止めた。さらにジャスミンの花に含まれる成分やアロマテラピーにも用いられる香気成分にチリダニの忌避効果があることを見出した。研究成果を10月22日から共闘で開かれた公衆衛生学会で都市居住環境研究所との共同研究として発表した。

 チリダニには目がなく、足の毛にある感覚器官で光や化学物質(ニオイ)を感じているため、ニオイに反応してエサであるフケや垢に集まってくるといわれている。同社の調べでは寝具(とくに枕カバー)に最も多く集まることが確認された。さらに研究を進めるうち、チリダニは垢や皮脂そのものではなく、これらに含まれる皮脂が酸化して生成すると考えられる揮発成分、ノナナールに強く誘引されることを突き止めた。

 この成分の誘引効果は、従来から誘引効果が高いとされているプロピオン酸ゲラニルと比べてもはるかに高いことが分かった。寝具中のチリダニは、皮脂分泌が盛んな頭や背中の下となる近辺(例えば枕カバーや枕、座布団やシーツの背中の下になる部分)に多いことが分かっており、ここには皮脂も多く付着していると考えられることから、ノナナールもその部分に多く谷が誘引されていることが示唆される。

 こうしたことから花王では、ノナナールの揮散を抑制する消臭成分を新たに見出した。この消臭成分をスプレーすることでチリダニの高い防除効果が期待できる。

 同社が見出したチリダニ防除成分は、アロマテラピーなどにも使われており、人体に影響が少ないジャスミンの花にも含まれる成分やサンダルウッドオイル(白檀の香り)などで、これらに忌避効果があることを見出した。こうした研究成果をチリダニ防除剤開発に応用されることが期待される。(10/18)
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