化粧品 [11:28] |
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資生堂が新しい口紅などピエヌの春の新製品
資生堂は来年1月21日、メークアップブランド「ピエヌ」から、唇の輪郭もきれいに描けるリキッド状の口紅、スパークリングルージュ(8色各2800円)と、パールの輝きで目元の立体感を際立たせるクリームタイプのアイカラー、同アイズ(6色各2000円)など春の新製品19品を発売する。11月27日には同ブランドのイメージモデルの伊藤美咲も出席して発表会が行われた。
ピエヌスパークリングルージュは、新形状のチップが唇にフィットしてきれいなリップラインが簡単に描けるリキッド状の口紅。繊細な輝きとつややかな透明感のある彩りが持続し、時間が経ってもリップラインがにじまず、さらに保湿効果が高く、荒れやすい唇みずみずしく保つというのが特徴。一方のスパークリングアイズは、肌に溶け込むようになじみ、彩りと輝きのグラデーションで目元の立体感を際立たせるクリームタイプのアイカラー。揮発性の高い油分の中に水分・保湿剤・パール剤を高配合、アイカラーでは初めてW/O乳化技術を採用し、パールの輝き、保湿効果、化粧もちに優れている。容器のふたをスライドさせて専用チップを取り出すユニークなパッケージを採用している。
このほか口紅のアクアフィックスに新たに5色(各3000円)、アイカラーセレクトに10色(各1000円)それぞれ追加する。(11/28) |
化粧品 [11:21] |
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全粧協大会でオンリーワン目指そう
全国化粧品小売協同組合連合会(全粧協、竹中淑一理事長)は11月21日、東京・錦糸町のホテルで全国の組合員、賛助メーカーら400名が参加して年次大会を開いた。大会では、中神美郎専務理事らからアンケート調査や好事例店取材を通じて化粧品専門店業界の「改革」に向けた提案が行われ、それぞれの店が特徴を生かした「街の化粧品屋さん」として消費者に支持される存在となるよう促した。
竹中理事長はあいさつの中で「成功する人は、難しいかもしれないがやってみようとする。できない理由ばかり挙げる人には成功のチャンスはない。迷ったらとにかく前に進もう」と改革に向けて積極に取り組むようを訴えた。
また、中神専務理事は再販撤廃後の化粧品業界の変化をデータを交えながら説明したうえで、「ナンバーワンは消えることもあるが、オンリーワンは消えることはない。オンリーワンになる方法はひとつではなく、それぞれが一芸に秀でること、自らの意思で改革する必要」と述べた。さらに大会実行委員の伊藤英雄、高橋勝両氏がアットコスメを使った消費者アンケートや大会参加者へのアンケートを分析して報告、さらに実際に街の化粧品屋さんとしてがんばっている店を取材したビデオを流して、参加者の経営にヒントを与えた。
大会では功労者に対する表彰式も行われ、受賞者を代表して大阪の鶴木篤氏が謝辞を述べ、さらに来賓を代表して日本化粧品工業連合会の小林禮次郎会長があいさつした。
表彰者(カッコ内は所属組合、敬称略)連合会功労者・鶴木篤(大阪)、堀江利道(宮崎、故人)▽都道府県粧協功労者・岸明(東京)、酒井俊明(同)、福田至宏(愛知)、小田国郎(同)、小幡紀次(滋賀)、山本道夫(兵庫)、瀬尾善信(岡山)、岐津定良(大分)
健康食品仕入れ上位団体・1位愛知、2位東京、3位大阪、4位福岡、5位兵庫▽1組合員当たり仕入れ上位団体・1位岡山、2位鳥取、3位岐阜、4位佐賀、5位福井▽仕入れ額上位店・1位マルキ(岡山)、2位ふれあいの店おちあい(兵庫)、3位岐阜薬局、4位わたなべ(山口)、5位うめだ薬局(大阪)、6位山口薬局(茨城)、7位春木屋(北海道)、8位MIS本店(佐賀)、9位DANCHI(大阪)、10位とらや(愛知)(11/21) |
化粧品 [11:19] |
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コスメトロジー財団14回表彰
財団法人コスメトロジー研究振興財団(理事長・小林禮次郎コーセー会長)は11月19日、コーセー本社で「第14回表彰・贈呈式」を開いた。
コスメトロジー(化粧品学)及びそれに関連する基礎的分野として、素材・物性、生体作用・安全性、精神・文化に関する分野の研究課題を5月から7月にかけて全国の大学や研究機関から公募した。今回は84件の応募があり、その中から独創性や発展性、コスメトロジーへの波及性などについて審査を行った結果、「化粧品としてのヒアルロン酸およびその誘導体の物性と生理的安全性に関する研究」(千葉大大学院・戸井田敏彦教授)など研究助成課題20件、「新規のタンパク質改変法の開発による、タンパク質機能の解明研究」(ロックフェラー大・Tom W Muir教授)の国際交流援助課題1件を選定した。今回の助成総額は180万円。(11/19) |
化粧品 [11:20] |
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明暗分ける大手制度品3社の中間決算比較
S減益、KA債務超過、KOは過去最高
大手制度品メーカー3社の9月中間連結決算が出揃った。コーセーは過去最高の増収増益を果たした一方、資生堂は冷夏の影響影響を受けたほか移転費用を経費として計上したため減収減益となたt。また、カネボウはリストラ費用の積み増しなどから大幅な赤字となるなど3社で明暗を分けた。
資生堂の中間期の連結売上高は、化粧品が引き続き海外が好調で0.5%増の2416億円だったのに対して、トイレタリーは価格競争と冷夏で2.8%減の342億円にとどまった。また、北米ゾートス社が米国の景気低迷を受けて不振で、01年に買収してジョイコ製品の生産統合に時間がかかったことからその他の事業は3.3%減の334億円となった。売上高の伸び悩みや年金費用の積み増し、さらにオフィスの移転費用が発生したため営業利益、経常利益、純利益はそれぞれ大幅に減少した。
通期では売上高6320億円、経常利益410億円、純利益230億円を見込んでいる。
単体では売上高1044億円(0.1%減)、営業利益71億円(38.2%減)、経常利益101億円(26.2%減)、純利益63億円(15.1%減)だった。
一方、カネボウの9月中間連結決算は売上高が大幅に減ったうえ、アクリル事業の撤退費用など事業構造改革費用を計上したため大幅な赤字となった。この結果、629億円の債務超過になった。
売上高は在庫の圧縮や冷夏の影響で全事業が大幅な減少となった。主力の化粧品は8.2%減の977億円、ホームプロダクツは23.8%減の207億円、食品は7.3%減の228億円、薬品は19.0%減の86億円だった。また、繊維はアクリルからの撤退もあって18.2%減の636億円、新素材、電子関連のその他は22.0%減の110億円となった。
売上高の伸び悩みや事業再構築費用366億円計上したことで営業、経常、純利益とも前の年の同じ期の黒字から赤字に転落した。通期では分離する化粧品事業会社に花王が出資することから、その売却益を充てるため債務超過を一掃する。売上高は4650億円、経常利益は130億円の赤字、純利益は10億円の黒字を見込んでいる。
なお、単体の業績は売上高939億円(15.0%減)で、営業、経常、純利益はそれぞれ46億円、76億円、580億円の損失だった。
同社では有利子負債の圧縮、収益力向上のため04年度から新中期計画を実施する。不採算部門からの撤退や縮小、人員の2800名削減が柱で、最終年度で営業利益480億円、経常利益340億円の黒字を目指す。さらに厚生年金基金の代行返上も検討する。また、将来的には各事業を束ねる持ち株会社への移行も視野に入れている。
コーセーの9月中間期連結業績は売上高、利益とも順調で過去最高の増収増益となった。化粧品は前の年の同じ期に比べ4.1%増えて582億円、コスメタりーは2.6%増えて180億円、その他が1.1%増えて21億円で、この結果、売上高は3.7増の784億円となった。売上高が伸びたことから営業、経常、中間期純利益はそれぞれ75億円(14.4%増)、73億円(14.3%増)、54億円(4.5%増)といずれも過去最高となった。通期では売上高1593億円、経常利益156億円、純利益80億円を見込んでいる。
単体の業績は、売上高425億円(3.7%増)、営業利益23億円(37.3%増)、経常利益34億円(80.7%増)、中間期純利益34億円(17.6%増)だった。(11/20) |
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