化粧品 [10:24] |
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カネボウと花王が化粧品事業統合へ
国内化粧品2位のカネボウ(帆足隆社長)と、同3位の花王(後藤卓也社長)は2007年3月末をめどに両社の化粧品事業を統合することで合意した。カネボウのブランド力、販売網、花王の資金力、開発力、高い物流能力などといったそれぞれの強みを生かして国内ではリーディングカンパニーをめざす一方、資生堂に遅れている海外展開も加速するのが狙い、としている。10月23日に両社長が記者会見して明らかにした。
カネボウは04年3月末までに関連会社を含めて化粧品事業を分離して新会社を設立する。花王は49%この新会社に資本参加する。さらに花王は07年3月末をめどに関連会社を含め化粧品事業部門を分離して新会社に統合する。
統合後の新会社は製造、販売の2部門に再編し、花王は製造部門、カネボウは販売部門をそれぞれの会社の連結子会社とする。条件面の細部についてはさらに協議し年内に契約調印する。
カネボウ(資本金313億円)の03年3月期の連結売上高は5182億円、営業利益296億円、経常利益141億円、純利益5億円。化粧品の売上高は2112億円で4割を占める。本体の営業利益は296億円で、化粧品が322億円を稼いでいるから、化粧品で本体の営業赤字を回避していることになる。本体の従業員は1万4141名、化粧品事業は9300名、販売店は約2万5000店。地域販売会社は11、子会社5、海外子会社14。カネボウブランドでは「トワニー」「テスティモ」「ブランシール」「レビュー」「ヴィタrッソ」のほか「リサージ」「RMK」が知られている。
花王(資本金854億円)の03年3月期の連結売上高は8652億円、営業利益1150億円、経常利益1175億円、純利益319億円で、従業員は1万9807名。化粧品事業には「ソフィーナ」で1987年に参入した。化粧品事業の売上高は758億円、営業利益は53億円。従業員は3297名で国内販売会社は花王化粧品の1社。(10/24)
カネボウ9月中間は連結で債務超過に
カネボウは連結の9月中間期で600億円余りの債務超過に陥る。繊維事業を中心に進めているリストラ費用の発生や冷夏に伴う売上の伸び悩みで計画通り利益が確保できなかったため。通期では債務超過を解消する計画。10月23日に帆足隆社長が記者会見して明らかにした。
売上高は当初2500億円を見込んでいたが、冷夏などの影響で7%余り減少、これに伴って営業利益が70億円、経常利益も140億円の赤字に転落する見込み。中間期末の損益は繊維事業の構造改革費用を特別損失として計上したため670億円の赤字となる。
通期では債務超過を解消するとしていることから、03年3月末までに化粧品事業を分離して設立する新会社に出資する花王への売却益が当てられることになりそうだ。
なお、05年3月末までに化粧品事業以外の部門で2800名の人員を削減して1万2000名体制にする計画。(10/24)
カネボウ9月中間業績予想修正
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連 結
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単 体
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前回予想
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今回
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増減額
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前回予想
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今回
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増減額
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売上高 |
2,500
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2,320
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-180
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1,070
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-945
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-130
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営業利益 |
17
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-170
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-240
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80
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-55
|
-135
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経常利益 |
60
|
-140
|
-200
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40
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-90
|
-130
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純利益 |
6
|
-670
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676
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30
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-580
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-610
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(単位:億円)
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資生堂、ベネフィークにサプリメント3品
資生堂は10月21日から、化粧品専門店専用ブランド「べネフィーク」のサプリケア(3品目)を新たに発売している。1996年に専門店ブランドとして市場導入したベネフィークはスキンケア、ベースメークアップ、ヘアケア、ボディケアの4種の充実したラインアップで展開し、コンセプト成分である「天の恵み・地の恵み」(天然エキスの保湿成分)により肌の働きを整え、美しい肌へ導く化粧品ブランドとして成長を続けていまる。「肌は体内の不調を現す鏡のようなもの」といわれるように、健やかな肌を保つためには、身体の内側から健康をサポートする必要があると考え今回サプリケアを配置した。
今回発売したサプリケアの「恵五茶((めぐみごちゃ)」(高麗人参、生姜、紅花、ハトムギ、ルイボス、2g30袋)「七精露(ななせいろ)」(高麗人参、西洋人参、生姜、ローヤルゼリー、シソ、ハトムギ、ルイボス、495ml)「十草丸(じゅうそうがん)」(高麗人参、西洋人参、生姜、紅花、梅、ローヤルゼリー、エキナセア、カンゾウ、ハトムギ、ルイボス、180粒)は、身体の良循環をつくりだす「めぐり力」に着目し、ベネフィーク独自のコンセプト成分「天の恵み 地の恵み成分」の中から「高麗人参」「生姜」「ハトムギ」「ルイボス」を3品共通で配合している。さらに各アイテムに最適な組み合わせでその他の「天の恵み・地の恵み成分」を配合している。
高麗人参の根に含まれる種々のサポニンにはバランスを整え健康を作る、生姜の根の芳香・辛味成分は古くから健康維持のために用いられており、紅花の成分には体内の滞りを除き、ハトムギは美容のためのアミノ酸を豊富に含んでおりルイボスの葉は栄養素に富み美容のためのハーブティーとして愛飲されている。西洋人参は高麗人参同様、多種のサポニンを含んでおり、ローヤルゼリーはさまざまな栄養素、シソは環境に負けない体を作るための薬味を含んでいる。さらに梅の実のエキスはクエン酸などの有機酸を含んでいるほか、エキナセア、カンゾウは健康維持のために用いられている。価格はいずれもオープン。(10/24)
資生堂「ロズロイ」ハンドトリートメントP
資生堂は、化粧品専門店ならではの高い美容技術力とカウンセリングカを最大限に生かした化粧品専門店専用ブランド「ロズレイ」の、専門販売員による店頭でのお手入れエンハンスドトリートメントに10月21日から「ハンドトリートメントプログラムコース(約20分、1800円)」を新たに配置した。
「ロズレイ」はお客の肌やお手入れニーズに応える美容技術とカウンセリングカを最大限に生かしたスキンケアブランドで、今年9月末現在、全国で約950店が導入している。商品は専門販売員による店頭での手入れ「エンハンスドトリートメンド」と、お客自身による自宅での手入れ「デイリーケアトリートメント」の2つのシリーズが配置されている。とくに店頭でのエンハンスドトリートメントには、@マッサージAモイストアップBホワイトアップCフォルムサポートDスムーズアップの5種類のコースメニューと、@ネックトリートメント、A毛穴クレンジングの2種類のオプションメニューが配置されており、美容に関心の高いお客が肌悩みに合わせて継続してご利用している。
今回配置したハンドトリートメントプログラムコースは、ハンドトリートメントプログラム(業務用)を使用した本格的な「手・腕」の手入れが受けられる新メニューです。料金はハンドトリートメントプログラム(業務用、オイルエッセンス10g2、クリームエッセンス5g2、グローブ2枚1550円)に、その他に使用する化粧品(フィニッシンゲバウダー、ローション)を合わせて1800円の設定。このコースは単独で受けることができるが、現在配置されている各コースメニューとの組み合わせでより充実したトリートメントを体感することができる。(10/24) |
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滝川がアトミカプロでキャンペーン
滝川はヘアサロンでのヘアカラー・パーマの需要拡大を図るため女性誌7誌とタイアップして「アトミカプロ」の広告を展開する。アトミカプロを使った施術は「手触りが良くトリートメント効果が持続する」「発色が良く色持ちが良くなった」「ウェーブがしっかり出てもちがいい」という評価を得ている。
評価が高まっているアトミカプロをもっと多くの消費者に体験してもらうため、女性誌とタイアップして広告を行い、100名に無料でアトミカプロを体験してもらうキャンペーンを行っている。タイアップする女性誌はマガジンハウスの「anan」、光文社の「JJbis」など7誌で、体験実施日は来年1月20、21日に東京・原宿のm2PEEK−A−BOO」。体験メニューはカットとトリートメント、カットとヘアカラー、カットとストレートパーの3つの中から1つ。(10/24) |
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