||日用品資料目次 ||
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・業界の歴史
1987-1920
花王、ライオンの前身創業
1921-1945
石鹸はまだぜいたく品、戦中は軍用
1946-1964
生理用品のアンネが衝撃的デビュー
1965-1974
合洗が洗濯用洗剤の主流に
1975-1984
P&Gが本格参入、紙おむつお目見え
1985-1993
洗剤のコンパクト化が進む
1994-2001
大手小売破綻が日雑業界にも影響

WEB INFO
・データ集
 今年の月別出荷
 累計データ
 出荷金額の推移
 02年の出荷・数量

・メーカー一覧
 石鹸洗剤(大手)
 石鹸洗剤(中小)
 歯みがき
 洗浄剤
 カミソリ
 炊事用手袋
 衛生材料
 家庭紙
 殺虫剤
 防虫防臭芳香剤
 線香
 ローソク
 使い捨てカイロ
 電気関連商品
Topics
日用品は化粧品と同一起点で出発
 現在の花王やライオン、大日本除虫菊などが創業する。1887年に花王の前身である長瀬富朗商店、大日本除虫菊の上山商店、ライオンの小林富次郎商店ガそれぞれ創業する。しばらくして現在の玉の肌石鹸やツムラの前身も創業する。この当時は現在のような「化粧品」「石鹸・洗剤」といった業種分けはしていないことから、一部の商品を除けばほとんどが化粧品の延長としての商品を製造販売していたようだ。また、ガーゼや包帯といった商品は軍用としての性格が強く、一般に利用されるようになるのしばらくして体。
1887年(明治20年)-1920年(大正9年)  
年次
製品の発売状況
メーカーの動き
業界の動き
1887
以前
明治
20
以前

・長瀬富郎商店(現在の花王の前身)創業

・花王堂(田中吉兵衛)創業

・大阪萩原石鹸製造所創業

・上山商店(現在の大日本除虫菊の前身)創業

・脱脂綿、ガーゼが日本に登場したのは1887年頃といわれる。それまではぼろぎれで代用していたが、高価で軍用に使われていた
1888
21
・資生堂薬局「福原衛生歯磨石鹸」発売 ・「福原衛生歯磨」が練歯磨の始まり
1889
22
・この年の東京の石鹸工場35
1890
23

・長瀬富郎商店、わが国初の銘柄入り石鹸「花王石鹸」発売(大阪代理店に大崎組)

・白紅堂「歯磨水剤」発売

・佐々木玄兵衛「三能シャボン」発売

・上山商店「棒かとりせんこう」発売

・長瀬富郎商店「花王石鹸」商標登録

・吉村又作石鹸工場創業

1891
24

・平尾賛平商店、日本ではじめてのヨーロッパ式粉歯みがき「ダイヤモンド歯磨」発売

・長瀬富郎商店、歯みがき「寿考散」発売

・小林富次郎商店(現在のライオンの前身)石鹸、マッチ原料店として創業

・長瀬富郎商店、花王石鹸模造として香王石鹸告訴

・濃尾地震で脱脂綿、ガーゼが一般にも使われるようになった
1892
25

・糸屋喜兵衛「太陽石鹸」発売

・佐々木玄兵衛「麝香シャボン」発売

・資生堂薬局「福原衛生歯磨石鹸粉製」発売

・玉の肌石鹸本舗、芳誠社石鹸工場創業

・井村整興社創業

・森下南陽堂(現在の森下仁丹の前身)創業

1893
26
・小林商店「高評石鹸」「軟石鹸」「絹煉石鹸」発売

・長瀬富郎商店「鹿印煉歯磨」発売
・小林商店、小石川石鹸工場設置

・津村順天堂(現在のツムラの前身)創業
1894
27

・安藤井筒堂「象印歯磨」発売

・平尾賛平商店「分捕石鹸」発売

・長瀬商富郎店「鹿印練歯磨」発売

・名古屋石鹸創業

・堤石鹸製造廃業

1895
28

・平尾賛平商店「勲功石鹸」「占領石鹸」発売

・上山商店「渦巻かとりせんこう」発売

1896
29

・小林商店「ライオン歯磨」発売

・安藤井筒堂「象印石鹸」発売

・大阪家村石鹸製造所創業

・小林商店、内藤新宿に工場設置、歯磨製造開始

1897
30

・長瀬富郎商店「鹿印練歯磨」発売

・扇製薬「あせも予防アルボース薬用石鹸」発売

・平尾三平商店「ダイヤモンド歯磨」発売

・吉村又作石鹸工場「大仏印絹練石鹸」発売

・横浜の外国人グループがマルセル石鹸製造

・桑原花生堂(現在の卸問屋、花生堂の前身)創業

1898
31

・丸善洋物店「さくら歯磨」発売

・鈴木保五郎「絹練石鹸」発売

・長瀬富郎商店、若山太陽社設立

・おぼこ号角倉支店(現在のパルタックの前身)創業

・福原衛生歯磨の類似品現れ注意広告
1899
32
・大阪仁寿堂、石鹸製造所設立 ・東京石鹸同業組合結成
1900
33

・田中花王堂「玉手箱石鹸」「テキメン石鹸」発売

・日本石鹸「上等石鹸」「ピンク石鹸」「パーム石鹸」「パンジー石鹸」発売

・第1次石鹸業者大会開く(伊勢)

・大阪石鹸同業組合結成

・東西銀行(小間物、石鹸業者が出資して設立した銀行)破綻

1901
34

・田中花王堂「サニタリー石鹸」「乙女肌石鹸」発売

・平尾賛平商店「ドクトル水歯磨」発売

・東京歯磨製造業者親友会設立
・東京石鹸問屋同盟会設立
1902
35
・土屋美国堂「三角歯磨」発売 ・大阪村井石鹸製造所設立 ・浮石鹸の輸入活発に
1903
36

・長瀬富郎商店「月星洗濯石鹸」「旅行石鹸」発売

・小林商店「ライオン粉練歯磨」発売

・長谷川香料創業 ・大阪石鹸同業組合が卸売業者組合包合
1904
37

・芳香貿易商、井上太兵衛「らくだ印麝香石鹸」発売

・長瀬富郎商店「キリン石鹸」「星印水歯磨」発売

・大阪共栄社石鹸製造所創業

・セルロイド柄ハブラシ登場

・日露戦争で脱脂綿、ガーゼが大量に使われる

1905
38

・長瀬富郎商店「鹿印歯磨粉」発売

・西條石鹸製造所「乃木ムスク石鹸」発売

・東光園「ばら歯磨」発売

・平尾銑也商店「湯の花石鹸」発売

・森下博(森下仁丹の前身)創業 ・売薬税法による石鹸課税問題起こる
1906
39

・長瀬富郎商店「キリンムスク石鹸」「ホーサン石鹸」発売

・中山太陽堂「クラブ石鹸」発売

・白洋舎創業 ・香料輸入免除運動起こる
1907
40

・安永社「ウキワ石鹸」発売

・丸見屋商店「ミクニ石鹸」、東京芝湖蝶園製「御料御園歯磨」発売

・長瀬富郎商店「新月石鹸」「鼠洗濯石鹸」発売

・小林商店「ライオン水歯磨」発売

・ミクニ石鹸問題起こる
1908
41

・三越呉服店(現在の三越)が(リーバブラザースの)「レヴァー石鹸」発売

・長瀬富郎商店「浮石鹸ホーム」「月星粉石鹸」発売

・平尾賛平商店「ダイヤモンド固形歯磨」発売

・小林富次郎商店、小林商店に改称

・日本窒素肥料設立

・大阪仁寿堂に対抗して大阪の問屋有志が7曜会結成

・ミクニ石鹸問題解決

1909
42

・共進社石鹸製造所「牛乳石鹸」発売

・小林商店「萬歳歯刷子」発売

・共進舎石鹸製造所(現在の牛乳石鹸共進社の前身)創業

・負野薫玉堂解舒液部(現在の第一工業製薬の前身)創業

・共進舎石鹸製造所創業

・小林商店、歯刷子工場設置

1910
43
・丸見屋「ミツワ石鹸」発売

・小林商店「萬歳歯磨」の処方公開

・日本リバー・ブラザーズ社設立

・上山商店、大日本除虫菊に改称

1911
44

・小林商店「ライオンチューブ入練歯磨」発売

・安永舎「脂肪酸炊きマルセル石鹸エキストラ」発売

・長瀬富郎商店、長瀬商会に改称
1912
45
大正
1

・平尾賛平商店「レート歯磨」発売

・日本リバーブラザーズ「アーク浮石鹸」「スワン石鹸」発売

1913
2

・中山太陽堂「クラブ煉歯磨」「クラブ水歯磨」発売

・桃谷順天館が英国リバー・ブラザーズ・カンパニーと提携して「美顔石鹸」発売

・河合兄弟商会「玉子粉石鹸」発売

・長瀬商会「水石鹸」(特許の回転式容器)発売

・日本リバー・ブラザーズ社尼崎工場操業 ・脱脂綿をガーゼでくるんだ月経処理用品ビクトリア月経帯登場
1914
3
・長瀬商会「花王粉石鹸」発売

・田中銀三郎、石鹸製造業(後のアイデアル石鹸)創業

・負野工業製薬所設立

・石鹸原料輸入税撤廃運動起こる
1915
4

・資生堂「デンチフライス」発売(口腔衛生用歯磨)

・負野工業製薬所「玄武マルセル石鹸」発売

・木内石鹸製造所創業

・三木石鹸工業所創業

・ウエスト(ベルマンの前身)創業

・輸出石鹸取締規則公布
1916
5
・芳誠舎「新玉の肌」発売 ・丹下商店、矢野順造商店から「ツバメ歯磨」譲り受け ・豪州、牛脂輸出禁止

・原料不足から各社製品値上げ
1917
6

・旭電化工業創業

・安永舎が解散して東京石鹸設立

・花王石鹸が電柱広告
1918
7

・東西石鹸業者合同の東亜グリセリン設立

・負野工業製薬所、第一工業製薬に改称 ・おぼこ号角倉商店、角倉商店に改称

・石鹸の値上げ続く
1919
8
・中山太陽堂「カテイ石鹸」発売

・小林商店、石鹸部門を分離してライオン石鹸設立、小林商店は歯磨専業に

・大阪久宝寺の角倉商店、伊勢勘、原田東久堂、田中善進堂、小山商会で大粧会発足

1920
9
・ライオン石鹸「植物性ライオン洗濯石鹸棒状」発売

・東京石鹸、三共へ移行

・中央石鹸会社創業

・旭電化石鹸工場創業

・牛脂関税無税に


       
 
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